若松市営軌道跡

2015年01月17日

若松にはかつて石炭産業華やかりしころ若松駅から今の
若戸トンネルの先の北湊や安瀬の工場地帯まで貨物専用
の公営の路面電気機関車が昭和50年までが走っていま
した。当時の写真はマニアの方が多く撮影されていて今
でもネットで見ることが出来ますが現在その痕跡はほと
んど見ることが出来ませんわずかに北湊の工場内にその
線路のレールが残されています。
若松は門司のレトロな港町の風情とは異なる産業遺産の
かけらが街のそこかしこにひっそりと息づいています。
今のうちに本格的な保存や活用策をしっかりと整備し
ておかないとやがて時代の波の中で消えていきそうで
す。せっかく今、北九州市や商工会議所は産業観光資
源に注目していますが若松の産業遺産というべきもの
は今一つ注目されていない気がするのは残念です。

  



北湊の工場内に残る市営軌道の跡です。左に見える茶色いレールが軌道の跡です。
普段は入れませんがたまたま仕事で構内に入れたので撮影できました。
  

Posted by メドウおじさん at 20:41Comments(2)勝手に近代化遺産