七輪陶芸復活の兆し

2014年12月31日

今年の大晦日は午前中は穏やかな天気でしたが午後から
急に雨風が強くなってきました。今年は自然災害が多い年
でしたが東谷は穏やかな一年でした。皆さん今年一年あり
がとうございました。来年もよろしくお願いします。
今年最後のお題は七輪陶芸の話題です。

以前広島に住んでいた時(15,6年前)中国山地の聖湖
キャンプ場やダム湖畔の公園などでソロキャンプがてら
七輪窯で本焼きを楽しんでいました。陶器は普通穴窯や
登り窯で10日から14日かけて焼き上げるところを七
輪窯ではわずか2,3時間で焼き上げるという画期的な
方法です。誰でもちょっとしたコツをつかめば本格的な
焼成が楽しめます。もうお亡くなりになられた陶芸家の
吉田 明さんという方が編み出された焼成法です。
大きさは七輪に入る概ね直径で10cm以下の小さなも
のしか焼けませんがぐい飲みなどを焼くにはぴったりで
す。(バーベキュー用の直径が30cmある七輪だと大き
めの物も焼くことが可能です。一番のコツは七輪だと急激
に温度が上がりやすいので素焼きをしっかりすることと
温度コントロールをする送風機(ドライヤー)の送風量の
調節です。はじめは遠目からゆっくりと七輪の焚口に近づ
け最後は焚口から一気に焼き上げます。





広島近郊のダム湖畔の公園の隅で七輪陶芸を楽しんでいました。
下の七輪に炭を詰めてその上に素焼きした作品を載せてもう一つ
の七輪で蓋をして焼き上げます。後ろの谷川ですが護岸は自然石を
積み上げて作られています。自然な感じがして私がお気に入りのス
ポットでした。



こんな感じで始めは遠目から送風して徐々に七輪の温度を上げていきます。



温度がMAXになると炎が相当吹き上がりますのである程度広い場所でやると安心です。
かなり高温なのでやけどには十分な注意が必要です。当然いざという時の消火用の水は
用意しておきます。



この日の作品です。無釉ですが灰が溶けて自然釉の景色が出ました。
  

Posted by メドウおじさん at 13:21Comments(2)クラフト