苔玉

2014年09月23日

奥さんのリクエストで久しぶりに苔玉を作りました。
奥さんのリクエストは小型のクリスマスツリー用の
苔玉で針葉樹のゴールドクレストの小苗で作りました。
苔玉というのは山野草や小品盆栽を丸い苔で根の部分
を包んで作ります。盆栽の技で「根洗い」というのが
あります。草盆栽を長期間鉢で栽培して根が回った状
態で鉢から抜きそのままの状態で観賞するものです。
鉢に植えたものより一層自然な感じが楽しめます。また
長期間の間に表土の部分には大抵苔が自然発生していて
これも見どころになります。この根洗いの状態を人工的
に作って洗いの部分を玉状にして苔玉です。
作り方は簡単で、自分の好みの素材を盆栽用のケト土と
いう田圃の土のような粘土状の土に小粒の赤玉土と園芸
用の用土を1:1:1で混ぜて作ります。この土で素材
の根の部分を包んで球状に形を整えます。最後に玉の表
面をハイゴケなどで包み、黒いミシン糸などでぐるぐる
巻きにして出来上がりです。
メンテナンスは苔の表面が乾いてきたらポチャンと水につけ
て引き上げればOKです。作ったら1週間くらいは風通し
の良い明るい日陰で養生してから部屋に入れると良いです
。部屋で観賞するのは1週間くらいでローテーションする
といいと思います。



クリスマス用の苔玉です。根が落ち着いたら枝を剪定してミニチュアで飾るそうです。



常緑低木の万両と小型の姫イヌタデの白花で合わせました。



金水引と立浪草です。苔玉を作るときケト土を」直接手で触れると手が荒れることがありますので
調理用の薄いビニール手袋を使うと良いと思います。
  

Posted by メドウおじさん at 17:20Comments(4)クラフト