旧秋月街道散策7(石原町2)

2014年09月21日

旧322号線の石原町鉄工団地前のバス停から
先はしばらく旧街道と旧322号線は重なりなが
ら石原町町内を呼野方面へ進みます。石原町は
江戸時代は宿場町だったのですが大火でその機能
を消失し半宿と言って藩の御用を承る宿となりま
した。昔の宿場を思わせるものはほとんど残って
いませんが大応寺前の石原町バス停に里程標が残
っておりわずかに昔日を偲ぶことが出来ます。
確証はないですが昔の宿場機能はこの大応寺近辺
にあったのではないかと私は考えています。昔語
りによると旧街道は大応寺の先のお寺、明照寺前
あたりから微妙にずれて旧322号と隣接して進
みます。明照寺前にはちょうど旧街道ほどのスペ
ースが呼野方面に続いていてこれがその痕跡だと
思います。石原町の1組(山ヶ迫よりの組)まで
来るとすこしそれて元の東谷石油の給油所跡の裏
を通ります。今は夏草に覆われて誰も通りません
がここも 旧道の跡地です。



石原町町内を通る旧秋月街道です。大部分は現在の旧322号線と重なります。
左に折れると東大野神社へ至ります。


 



大応寺さんの前に里程標が残っています。昔の宿場だったころの名残りです。



大応寺さんの隣地あたりが半宿の番所があったのではないかと思っています。



明照寺さんの手前あたりです。前方の青いトラックがとまっているあたりから少しそれて
国道に並行します。



明照寺さんです。てまえのスペースが旧街道だった場所です。



二組と一組の境目で旧街道はいったん旧国道と重なります。



一組の端で再び旧国道からそれます。





旧街道は東谷石油の給油所の裏を通ります。この場所からがお隣の山ヶ迫の集落です。