桜橋の農業遺産

2014年06月22日

現在の桜橋のすぐ上流に桜橋の川堰はあります。幅は
50m近くある立派なものです。小嵐山がいつも満々の
水をためている川面には山影が映り絵になる風景です。
毎年5月にはボランティアのかたが鯉のぼりを川に渡し
ています。このコンクリ製の堰は私が物心ついたころに
はもう使われていたのでもう完成して50年以上になる
と思います。終戦後すぐのころに作られたか、もしくは
戦前に作られたものかもしれません。
今度昔語りの資料を調べてみようと思っています。
この堰は徳力方面の水田用水を導水するために作ら
れたようで堰の横の川岸には立派な取水口が作られ
ています。さらに特筆できるのはここから100mほど
下流に、ちょうど桜橋の北側322号線の中央に導水
した水を分水する円形分水筒があります。信州の方
でよく使われていますが九州ではとても珍しいと思い
ます。この分水筒は以前一度紹介しましたが川の堰
と合わせて貴重な農業遺産(現役稼動ではあります
が遺産と呼ばせていただきます)として改めて紹介し
たいと思いました。ちなみに円形分水筒はこのブロ
グの2011年11月28日の記事です。



桜橋の堰です。昔は堰の向こうはプール代わりに使われていたそうです。



農業用水の取水口です。ここから100m下流に円形分水筒があります。



桜橋の円形分水筒です。中の様子はこのブログの2011年11月28日の記事で紹介しています。
よろしければ見てください。

  

Posted by メドウおじさん at 17:58Comments(0)勝手に近代化遺産