春の平尾台の山野草

2014年05月10日

久しぶりに平尾台に上りました。今回の目的はパテスリー
NICOさんでジャムを購入することでしたが久しぶりな
ので茶屋が床の見晴台まで足を伸ばしました。茶屋が床の
見晴台は平尾台のほぼ中央で360度展望がよく羊群原の
奇景が楽しめます。野焼きの終わったあとの草原では一斉
に野草の新芽が成長しています。車も入るメインの道路沿
いにも平尾台らしい山野草があちこちにありました。ちょ
っと気になるのは道路脇にふもとから人や車についてきた
帰化植物などが少しですが侵入しています。平尾台は国定
公園なので在来の植物の採取はもちろん禁止ですが、こう
した外来植物はどうなのでしょう。たぶん抜きとるにして
も何か特別な許可が要りそうでおいそれと手は出しません
でしたが知恵を出さないといけない問題だと思います。


平尾台 羊群原


上の3枚は羊群原の風景です




蛍カズラのスカイブルーが鮮やかです。


キジムシロの黄色い花です



タカサゴソウです


野生のアマドコロです。アマドコロによく似たナルコユリは
茎が丸く角がありません。アマドコロは茎が四角く角張っ
ています。
  

Posted by メドウおじさん at 20:58Comments(4)東谷(北九州)の紹介

ノイバラ

2014年05月09日

5月の声を聞くとともに東谷ではノイバラの季節がやって
きました。ノイバラは東谷ではいたるところで目にします
が大部分の地元の方には厄介者扱いされるケースが多いで
す。それというのは硬くて鋭い棘を持ちブッシュ状に茂る
ため見つけられ次第すぐに刈り取られることが多く、大き
な群落を見かけることは少ないです。ときおり放置された
山すその空き地などで大きく育った株を目にするくらいで
す。バラ好きの方でもわざわざノイバラを育てている方も
少ないようです。このように一般的な評価はイマイチのノ
イバラですが、かつて海を渡り園芸種のつるバラの元親に
なったり多花性を買われてポリアンサ系の元親になったり
とバラ界への貢献は大変なものがあります。海外で日本の
原種系のバラの評価は大変に高いと聞いています。
私のところではその成長力を買ってお隣との境の目隠しに
使っていますが鋭い棘は防犯の役にも立っているようです。
また何といってもすばらしいのはその香りです。特に朝方
は数輪花が咲いただけでもすぐにそれとわかるほどよい香
りを漂わせます。ティー系に近い香りですがやはり少し違
っています。花が咲いたばかりの枝を一枝部屋に飾ってお
くと春の香りを身近に感じることができます。


こちらは棘ありタイプです


以下は棘なしタイプです



  

Posted by メドウおじさん at 21:31Comments(2)バラの話題

ナニワイバラ

2014年05月08日

ナニワイバラは中国南部原産の直径が10cmもある大型
一重の白い原種バラです。香りは弱いですがスパイシーな
微香があります。毎年5月の連休になると咲いてくれる律
義者です。シュラブ樹形のつるバラですが強剪定をして木
立性のようにして育てることもできます。棘は硬くて鋭い
ので取り扱いは注意が必要です。樹勢も強く成長もいいの
で毎年剪定しないとモンスター化して手がつけれなくなる
ので要注意ですが病気の心配もなく毎年よく咲いてくれる
貴重なバラです。


  

Posted by メドウおじさん at 21:45Comments(0)バラの話題

ピンクつるバラ

2014年05月07日

このバラは蒲生あたりの紫川の川原で見つけたものです。
川原のノイバラを観察するために川沿いを通っていて見
つけました。それにしてもなぜこんなところにピンクの
つるバラが生えているのか不思議です。誰かが廃棄した
ものか、実生が育ったものかは不明です。一枝、いただ
いて挿し木しておいたら2年で花が咲きました。棘も少
なく多花性です。香りがなく花持が悪いのが欠点ですが
次々と開花してくれるので壁を飾るのにはよいバラだと
思います。はっきりとはわかりませんが、チャイナ系の
ようにも思います。



チャイナ系のつるバラだと思いますが名前がわかりません。
どなたか教えていただけるとうれしいです。

  

Posted by メドウおじさん at 21:23Comments(2)バラの話題

大川の川堰

2014年05月06日

井手浦川と東谷川が合流する地点に築かれているのが
大川の川堰です。いつごろ作られたものか、よくわか
りませんが現状を見ると近年に作られたようです。
とはいっても20年近く経過しているのではないでし
ょうか。古い以前の堰は私が小学校の低学年のころに
はもうありました。東谷川の川堰は最近のものは可動
式になっているので東谷川本流の川堰でコンクリ製の
ダム式のもので大きなものはここぐらいしか残ってい
ません。ここから取水された農業用水はひ東谷農協の
裏から石原町鉄工団地前あたりの水田の用水になって
います。東谷は全域が市街化調整区域なので古くから
の用水路もU字溝化されていますが今も使われている
ところが多いです。宅地開発などで消滅する前に一度
記録と画像に残しておこうと思っています。 




大川の川堰です。東谷川で最大です。





大川の取水口です。
  

Posted by メドウおじさん at 17:17Comments(0)東谷(北九州)の紹介

里庭について

2014年05月05日


横浜の神保夫妻が提唱し実践されている庭造りのコンセ
プトが「里庭」です。今徐々に支持を広げ実践されてい
る方が増えています。四季の自然の営みを庭に呼び込ん
で多くの野草や昆虫、鳥や小動物と共存を目指す庭造り
は私も多くの点で参考にさせていただいています。
自然風の庭はただ単に放置すれば瞬く間に藪と化してし
まいます。自然の中なら時間の経過とともに自然とバラ
ンスがとれ、自然のメドウガーデン風になっていく事も
ありますが個人の小さな庭ではそれなりに手を入れなけ
れば維持できないのが永遠の悩みでもあり、楽しみでも
あります。私は少しでも負担を減らすためにグランドカ
バー植物を使うようにしていますが、まだまだ試行錯誤
の繰り返しです。
以下は我が家の里庭です。


ハ-ブのコーナーです。ローズマリーは這性も木立性も調子がいいです。


侘び助椿の株下にはヤマアジサイを植えています。花期はもう少し先です。


白モッコウバラのアーチです。今年はずいぶんと花が咲きましたがまだ
アーチ全体を覆うほどにはもう少し時間が要ります。一年一年が楽しみです。



昨年植えた左壁のシュラブ樹形のピンクのつるバラが花を咲かせました。


上の写真の右側の散策路です。もう少し剪定が必要です。



上の写真の続きです。右の白い花はミヤコワスレです


上の写真のもう一つ先です。ちょっとブッシュ上になっているのでもう少し
整理しないといけません。


玄関前です。散策路は左の奥にあります。


  

Posted by メドウおじさん at 21:36Comments(2)庭作り

陽春の山野草3

2014年05月05日

5月に入り、もう春というより初夏の陽気になってきま
した。日に日に緑も濃くなり庭の植物はぐんぐん成長し
ています。スプリングエフェルメルは地上部を枯らし
休眠しています。大好きなすみれも遅咲きの有明スミレ
が少し咲いているくらいでそのほかのスミレは閉鎖花の
種を飛ばしています。今までに紹介し切れなかった春の
山野草をまとめてのせておきます。


ホタルカズラです。平尾台の台上でよく見かけますが
井手浦などの山麓でも時々見かけます。鮮やかなスカイブルーです。




フイリのアマドコロです。和風の庭を明るくしてくれます。


ニホンサクラソウです。園芸種ですが野生種の雰囲気があります。
今までなかなか定着しなかったので今度こそ成功させたいです。




コバノタツナミソウの白花です。


チョウジソウです。クリスマスローズのブルーコーナーに植えています。


ニホンオダマキです。


カノコソウです。東谷の里山ではあまり見かけなくなりました。


ベニバナユウゲショウです。(紅花夕化粧)です。帰化植物ですが
和の雰囲気たっぷりです。白花タイプもあります。

  

Posted by メドウおじさん at 09:12Comments(0)季節の花

レディヒリンドンとラ・フランス

2014年05月04日

レディヒリンドンは剣弁高芯咲きのオールドローズで
強いティー香が印象的な淡いクリーム色の花が咲きま
す。木立性ですがこんもりとまとまるので鉢植えにも
向いていそうです。昨年新苗を植えたのですが今年は
だいぶ株も充実してきました。黒点病にも強く育てや
すいと思います。次のラ・フランスもそうですが爽や
かで甘い香りのティー香はお気に入りの香りです。
ラ・フランスはモダンローズの第一号として有名でフ
ランス、ギョー社の名花です。45枚ともいわれる
花弁を持つ見事なピンクの大輪のバラです。THE
ROSEと言うにふさわしいバラだと思います。
唯一の難点はやや黒点病に弱いところです。それ
だけに大事に育てていますが、なるべく薬を使わな
いようにするには土壌の改良が大事のようで栽培
者の腕が試されます。



開花直前のラ・フランスです。



一日であっという間に満開になりました。
 
 
レディヒリンドンです。淡いクリーム色がきれいです。
オールドローズですがモダンローズの趣があります

  

Posted by メドウおじさん at 20:56Comments(0)バラの話題

東谷のエビネ

2014年05月03日

かつて東谷の里山にはエビネの群落がいたるところで
見られたそうです。今でも古くからの家には庭の隅に
エビネが数株植えてあるのを良く見かけます。それほ
ど一般的で珍しくない植物だったようです。むしろ平
尾台上に群生しているシランのほうが珍しいものでし
た。ところが昭和40年代前半の全国的なエビネブー
ムで山林のエビネはすっかり掘りつくされて今では
ほぼ見かける事ができません。福知山系の奥まで行け
ば見る事ができるかもしれませんが、それほど減って
しまったという事です。我が家の株は私が物心付いた
ころには生えていたので、たぶん母が植えたものだと
思います。今は貴重になった地エビネなので絶やさな
いように大事に育てたいと思います。



 




  

Posted by メドウおじさん at 21:06Comments(2)季節の花

庭の助っ人(ヒラタアブ)

2014年05月03日

ヒラタアブはアブと名前が付いていますがその成虫は
肉食ではなく花の花粉を食べるアブで花の受粉に役立
っています。よく小さな体でホバリングして空中に静
止しているのを見かけます。もちろん人を刺したりし
ないおとなしいアブです。ところがその幼虫はテント
ウムシと同じでアブラムシをバリバリと食し退治して
くれます。気温が上がり始め、アブラムシの活動が活
発になるとヒラタアブの幼虫も孵化し活動を始めます。
本当に自然のサイクルは良くできています。多少の
害はでるものの壊滅的な被害にならないのはこうした
益虫の活動のおかげです。殺虫剤は使いすぎると害虫
も退治しますが益虫も寄り付かなくなってしまいます。
ヒラタアブやアシナガバチ、テントウムシやハナグモ
と共存できる庭が目標です。


ホバリング中のヒラタアブです。


ノイバラの葉の上で一休みです。
  

Posted by メドウおじさん at 15:16Comments(4)鳥や小動物

新苗のバラ(バーガンディ・アイスバーグ)

2014年05月02日

白バラの名花アイスバーグは枝変わりが出やすい品種
です。アイスバーグはその作出過程で赤系統を交配に
使ったそうですからその影響で枝変わりが出やすいの
かもしれません。白バラのアイスバーグからピンクア
イスバーグやブリリアントアイスバーグが出て、さら
に花色の濃いバーガンディアイスバーグの枝変わりが
作出されたそうです。いわゆる先祖がえりなのかもし
れません。バーガンディは濃いワインレッドで赤とも
濃いピンクとも違うシックな花色です。フルーティな
香りと半八重の花姿はアイスバーグと同じで樹勢も
強く育てやすい品種だそうなので今後が楽しみです。



ワインレッド・カラーが美しいバーガンディ・アイスバーグです。


元親の白いアイスバーグが枝変わりで変化していきます。


白いアイスバーグが枝変わりで変化してピンクアイスバーグが生まれ
さらにバーガンディが枝変わりで変化していきます
  

Posted by メドウおじさん at 21:08Comments(2)バラの話題

新苗のバラ(マヌウ・メイアンとダブルデライト)

2014年05月01日

マヌウ・メイアンはフランスの育種会社の名門、メイ
アン社の3代目当主の奥様で今人気のピエール・ド・
ロンサールの作出者マリー・ルイーズ・メイアンが
作りました。マヌウの意味はマリー・ルイーズ自身の
ニックネームだそうです。濃いピンクの花は四季咲き
でタグには微香とありましたがメイアンのバラらしい
控えめではありますがかぐわしい香りには心惹かれ
ます。
ダブルデライトは二つの喜びという意味になりますが
クリーム色と赤の複輪の花の美しさとすばらしいフル
ーツ香の二重の喜びのことだと思います。咲き始めは
一輪だけでもバラの存在がわかるほどの強香です。
世界殿堂入りの実力はだてではありません。いつもは
一種類一鉢しか購入しないのですがこのバラは思わず
2鉢買って連れ帰りました。

 


咲き始めのダブルデライトです。


見頃のダブルデライトです。このころは香りも強いです。


雨にぬれたマヌウ・メイアンですが花崩れしない丈夫な花です。


株の消耗を防ぐために早めに切り取って奥さんが活けてくれました。
  

Posted by メドウおじさん at 21:32Comments(2)バラの話題