東谷のエビネ

2014年05月03日

かつて東谷の里山にはエビネの群落がいたるところで
見られたそうです。今でも古くからの家には庭の隅に
エビネが数株植えてあるのを良く見かけます。それほ
ど一般的で珍しくない植物だったようです。むしろ平
尾台上に群生しているシランのほうが珍しいものでし
た。ところが昭和40年代前半の全国的なエビネブー
ムで山林のエビネはすっかり掘りつくされて今では
ほぼ見かける事ができません。福知山系の奥まで行け
ば見る事ができるかもしれませんが、それほど減って
しまったという事です。我が家の株は私が物心付いた
ころには生えていたので、たぶん母が植えたものだと
思います。今は貴重になった地エビネなので絶やさな
いように大事に育てたいと思います。



 




  

Posted by メドウおじさん at 21:06Comments(2)季節の花

庭の助っ人(ヒラタアブ)

2014年05月03日

ヒラタアブはアブと名前が付いていますがその成虫は
肉食ではなく花の花粉を食べるアブで花の受粉に役立
っています。よく小さな体でホバリングして空中に静
止しているのを見かけます。もちろん人を刺したりし
ないおとなしいアブです。ところがその幼虫はテント
ウムシと同じでアブラムシをバリバリと食し退治して
くれます。気温が上がり始め、アブラムシの活動が活
発になるとヒラタアブの幼虫も孵化し活動を始めます。
本当に自然のサイクルは良くできています。多少の
害はでるものの壊滅的な被害にならないのはこうした
益虫の活動のおかげです。殺虫剤は使いすぎると害虫
も退治しますが益虫も寄り付かなくなってしまいます。
ヒラタアブやアシナガバチ、テントウムシやハナグモ
と共存できる庭が目標です。


ホバリング中のヒラタアブです。


ノイバラの葉の上で一休みです。
  

Posted by メドウおじさん at 15:16Comments(4)鳥や小動物