サビエル記念聖堂と亀山公園

2013年11月29日

サビエル記念聖堂とそれを取り囲むように広がる亀山
公園は瑠璃光寺、一の坂川と並ぶ山口市の観光スポッ
トです。サビエル聖堂はポルトガル宣教師フランシス
コ・サビエルが京都に向かう途中大内氏を頼ってこの
地で布教をして400年になる記念に昭和27年に亀山
の中腹に木造の聖堂と二本の聖塔を持つ教会として
作られました。
私は以前学生の頃、マンドリンクラブの仲間たちと一
緒にクリスマスの夜にここに来ましたが教会の横に植
えられていたモミの木に電飾を架けてクリスマスツリ
ーを模したその光景の美しさは今もはっきりと覚えて
います。残念なことにこの旧の教会は22年前に火事で
全焼してしまいました。その後信者の方や市民の方の
熱心な再建活動で新たに二本の聖塔をもつ白亜の聖堂
として生まれ変わりました。デザインは近代的なもので
以前のものとはまったく違うイメージで再建当時は賛否
両論があったようです。昔の聖堂を知っている私も以前
のデザインが好きでしたが再建して十数年経った今では
これはこれで周りの風景とも馴染んできています。この
あたりも歴史の古い山口の懐の深さを感じます。
周辺に広がる亀山公園は以前山口大学の経済学部や
教育学部の亀山キャンパスのあった跡地で山大が平川
の吉田キャンパスに移転した跡は美術館や博物館が整
備されパークロードと名づけられた通りはJR山口駅から
瑠璃光寺に向かう散策路として市民や観光者の方に親し
まれています。

白亜のサビエル記念聖堂です




辻説教するサビエル像です。



平和の鐘です



亀山公園です。銅像は長州藩最後の藩主
毛利敬親公です。




この日は雨で煙っていますが山口市内が展望できます。
  


Posted by メドウおじさん at 20:05Comments(0)山口