エビヅル酒とウマブドウ漬け

2013年09月09日

自宅の近くの林縁でエビヅルの小さな群落を見つけ
ました。エビヅルとノブドウ(ウマブドウ)は姿形
がよく似ています。見分け方のポイントはノブ
ドウの葉はは裏が表と同じ緑色ですがエビヅルは
新しい葉の裏は白い産毛で白く見えます。またエビ
ヅルは雄株と雌株があり雄株には実がつきません。
雌株には直径で5~7ミリの小さな実が葡萄と同じ
ように付きます。今回見つけたエビヅルはまだ小さ
い株で実も少ないのでジャムは諦め、ホワイトリカ
ーにつけました。ノブドウの方は葉茎ごと刈り取り
実だけ取り出します。葉茎は乾燥させてお茶にします。
実はホワイトリカーに漬けて薬酒とします。
どちらも飲みごろは半年先です。どんなふうに仕上
がるか今から楽しみです。

エビヅルの実がなっている姿です。正にブドウです。


今回の収穫分です。

今回の収穫分をホワイトリカーに漬けました。

ウマブドウもホワイトリカーに漬けました。


  
タグ :エビヅル


Posted by メドウおじさん at 20:05Comments(2)食べ物

ヤブランとロベリアカージナリス

2013年09月08日

一週間長雨が続いたあとには一気に秋めいてきました。
いつの間にか昼間から草むらの脇では虫の声が聞こえ
ています。庭の方ですがまだ秋本番とは行きませんが
ぼちぼち秋の野草が咲き始めています。今日はヤブラン
とロベリア・カージナリスが咲いていました。
ヤブランはこのあたりの山の中ではよく見かけます。
貴重な山野草の春蘭に葉が似ていますが花はまったく 
様子が違います。秋遅くに紫の丸いツヤのある実を
付けます。丈夫な野草ですが、「地味」を絵に書い
たような草で和風の庭の下草で少量使われるくらいで
す。我が家のものもいつの間にか生えてきたものです。
もうひとつのロベリアカージナリスです。これは北
米原産で日本のサワギキョウの仲間です。日当たり
の良い水辺が好みですが普通の庭で十分に育ちます。
秋遅くに細かい種を多数こぼしますが、一面ロベリア
だらけになるように爆発的に増える事はありません。
自分が気に入った場所に一株、ふた株が根付く程度
です。昨年色違いの園芸種を植えましたがいつの間
にか消えていました。


ヤブランの花です。薄紫の花が綺麗ですがもう一つ
メジャーになりきれていない気がします。


ロベリアカージナリスです。
  
タグ :ロベリア


Posted by メドウおじさん at 22:21Comments(0)季節の花

強精薬のイカリ草

2013年09月06日

以前住んでいた広島市では少し足を伸ばすと中国山地の
山並みとなり福岡県辺りではめったに見なくなった貴重な
山野草が今でも比較的簡単に見ることができます。
今日紹介するイカリソウも桜の咲く頃に山地の林縁にピン
クの花を咲かせています。イカリソウは山野草の中では
丈夫な部類で今では数多くの品種改良された園芸種が
和洋の庭で使われています。実はこのイカリソウは古く
からよく知られた漢方に処方されてきました。
漢方の世界では中国産のイカリソウを使い「淫垟角」と
呼ばれています。疲労回復や強精によく効くようです。
乾燥させた葉茎を乾燥させたものを煎じたり、ホワイト
リカーに漬け込んだ薬酒として飲用します。
東谷で目にしないのはエビネのようにすっかり
採り尽くされたのかもしれません。今回はトキワイカリソウ
を使って焼酎漬けに挑戦です。

薬草として使うときは今頃のしっかりとした葉茎を使います。


今年の収穫分です。山野草は少しずつしか大きくなってくれませんが
自家産で楽しむには十分です。

麻紐で振り分けにして梁にかけて陰干します。
よく乾燥させて細かく刻んで焼酎に漬け込みます。

桜の咲く頃の花です。丈夫で育てやすいオススメの
山野草です。








  


Posted by メドウおじさん at 12:00Comments(2)和ハーブ

ラベンダーがピンチ

2013年09月05日

まるで亜熱帯のような高温が続いたかと思うとここ一週間
は梅雨のような長雨が続いています。
このところ蒸れと湿気に弱いラベンダーやタイム、ラムズ
イヤーなどが壊滅的な状態になってしまいました。
なんとか根の部分が生きていればいいのですが心配です。
もう、焼け石に水かもしれませんが一類の望みを託して
土壌改良を少ししてみました。うまくいくかどうかわかり
ませんが土壌を弱アルカリにしたいので石灰砕砂を根元
に撒きました。結果はうまくいってもダメでも報告しますね。

6月に植えた株です。順調に成長していたのですが
ここのところの長雨で9割がた枯れてしまいました。
わずかに根元に新芽が見えるのでなんとか生き残
ってくれればと思っています。


こちらの株は半分がやられてしまいました

こちらはラバンディン系のグロッソです。これぐらいの湿気なら
ビクともしていません。本当に丈夫です。


石灰砕砂は石灰岩を細かく砕いたものです。
消石灰や苦土石灰より穏やかな効き目だと
思います。


どれくらい効くのか期待も大きいです。
調子よければハーブのコーナーに本格導入
してみたいです。



  


Posted by メドウおじさん at 12:00Comments(0)庭作り

黒崎、長崎街道の松並木

2013年09月04日

長崎街道は小倉の常盤橋を起点にして長崎まで続く九州の
メイン街道で古くから使われた街道です。この道はシュガ
ーロードと呼ばれ昔から砂糖を東へ運ぶ道で沿線では老舗
の菓子舗が多くあります。今日取り上げるのはその長崎街
道の黒崎宿の松並木です。昔、黒崎城のあった城山の麓
から黒崎駅前の熊西商店街のあたりまでが宿場だったよ
うです。
宿場を出た東曲里辺りには今でも街道の松並木が残ってい
ます。説明板によると今でも1本だけ江戸時代の松が残っ
ているそうです。旧の長崎街道は北九州市も保存に力を入
れており旧道を示す埋込みの標識なども整備されています。





曲里に1本残った昔からの松です。


埋込みの標識です。黒崎宿の先の引野の旧道にもあります
    

 


  


Posted by メドウおじさん at 12:00Comments(0)東谷(北九州)の紹介

タカサゴユリ

2013年09月03日

タカサゴユリはテッポウユリによく似ていますが、花に
赤いラインが入ることと細い葉で区別が付きます。
台湾の原産の野生種で近年特に九州では高速道路の日当たり
の良い法面や山間の工事現場など新しく開けた場所などでよ
く見かけます。花が咲くと多くの種ができ風に飛ばされて
あちこちで発芽します。発芽率はかなり良い方だと思います。
発芽して早いものでは2年目~3年目で花が咲きます。
割と大きめの花なので庭にも植えてあるのをよく見かけます。
(我が家には早く咲く順にウバユリ、オニユリ、カノコユリ、
タカサゴユリの4種類があります)ウバユリとオニユリの
球根は百合根として食用になりますがタカサゴユリの球根は
食べることができるのでしょうか。ご存知の方、教えていた
だけると嬉しいです。


この株は多分3年目だと思います。
  


Posted by メドウおじさん at 12:00Comments(0)季節の花

北九州メダカセンター

2013年09月02日

国道322号線沿線で石原町鉄工団地の裏側あたりに
メダカセンターの看板が出ています。元アクアリストの
私としては以前からたいへん気になっていました。
アクアの趣味を離れて随分経ちますが最近ではビーシュ
リンプという上海辺にいる淡水性の胎生小型エビを改良
した日の丸シュリンプという頭部が赤く胴体が真っ白の
エビが人気だそうです。また日本在来種のメダカも静か
なブームになっているようです。メダカには緋メダカ
という観賞用の改良メダカが古くからありますが緋色
というより黄色メダカという程度のものでした。
ところが近年、楊貴妃メダカと言って真っ赤な色を
発色するものがあるそうです。その他にも光鱗の
光メダカや短胴のダルマメダカなどがあるようです。
元アクアリストの血が少し騒いでどんなメダカがい
るのか気になって訪れて見ましたが残念なことにこの
日は休店日でした。メダカは熱帯魚に比べれば加温の
必要がなく黒メダカなどの野生種は本当に丈夫です。
我が家では火鉢の水槽でもう何年も飼っています。
半ば放置状態ですがもう何世代も世代交代しています。
飼育のポイントは数を少なく飼うこと、餌は少なめに
すること、水草を入れること、直射日光が当たらない
場所で2、3時間木漏れ日が当たるような場所がいい
です。



この中で飼育しているようです。一度覗いてみたいです。
  


Posted by メドウおじさん at 12:00Comments(4)東谷(北九州)の紹介

アサガオとムラサキゴテン

2013年09月01日

一枚目の写真のアサガオはいつ植えたものか記憶にない
ものですが毎年こぼれ種が発芽して青い花を咲かせてくれ
ます。半ば野生化しているせいか、花の大きさは7センチ
ほどです。毎年夏休みが終わる頃から咲き始めます。
雑草みたいなものなので抜き取っても良いのですが毎年
律儀に花を咲かせるのでなんとなく愛着がわいて毎年、
発芽した新芽を見つけたときは残すようにしています。
もう一枚のムラサキゴテンは濃い紫の葉が独特でアクセ
ント的な使い方ができるのですが花はご覧のようにあま
り目立ちません。暑さ、寒さ、乾燥に強くタフな宿恨草
です。一度根付けば少々のことでは枯れないと思います。
冬には地上部は枯れますが春にはお約束のように紫の
新芽が出てきます。このように植えっぱなしにしておい
ても毎年必ず目が出てくる草花には愛着が湧いてくる
ものです。


こぼれ種で咲いた朝顔です。ブルーの色が
気に入っています。




最近ちょくちょく見かける野生の朝顔で
マメアサガオと呼ばれる2cmほどの小さな
花を咲かせるアメリカ産の帰化植物です

ムラサキゴテンです。ツユクサの仲間で花より葉茎に
存在感があります





  


Posted by メドウおじさん at 09:26Comments(0)季節の花