河内貯水池

2013年08月24日

河内貯水池は昭和2年に八幡製鐵所が工業用水供給の
ために自社で建設した重力式の堰堤を持つ人造湖です。
大蔵川上流を塞き止めて作られました。貯水池には赤い
眼鏡橋をはじめ創建当時からのものが多く残っていて
土木学会認定の土木遺産に認定されています。
周辺地区は緑濃い八幡東区の奥座敷といった感じで20
年前ほどにリゾート開発的な動きもあり、紫陽花の湯な
ど日帰り温泉施設もありますが撤退、廃業した企業もあり
正直今は今ひとつです。半ば廃墟となったリゾートホテル
の跡を見ると悲しい気分にさせられます。
長い歴史を持つ本物の土木遺産と薄い存在感であった
リゾートホテルの廃墟、私にとって考えさせられる地区
です。

堰堤と監視塔ですがまるで中世ヨーロッパのお城のようです。


堰堤のアーチ今日です。アーチのラインが美しいです

堰堤は歩いて渡れます。


名物の二重構造の眼鏡橋です。90年近く前のデザインとは
思えないくらい斬新です。
  


Posted by メドウおじさん at 20:33Comments(2)勝手に近代化遺産