豊前国と筑前国の国境

2013年02月13日

北九州市はかつて江戸時代は二つの藩に分かれていま
した。一つは豊前・小笠原藩ともう一つは筑前・黒田藩です。
国境は門司区、小倉北区、小倉南区が小笠原藩、戸畑区と
八幡東、西区、若松区が黒田藩でした。河内貯水池を水源
とする板櫃川の七条あたりと、到津の森の金比羅池を水源
とする境川の東西で国境になっていました。今でも所々に
当時の国境石が残されています。
以前紹介した旧戸畑区役所前の国境石はもともとは戸畑の
境川沿いに設置されていたそうです。
今回もう一箇所、戸畑区中原の国道199号線の立体交差
するところにある境川下流の小さな公園にやはり国境石が
残されています。すぐ近くには大正時代に北九州の文化人
サロンとして栄えた櫓山荘跡の公園があります。
いずれこちらも紹介します。

旧戸畑区役所前のものは豊前国のものですが
こちらは筑前国のものです


台座の部分です

説明看板です

境川の下流の小さな河川公園に残されています。
199号線と都市高速道路がすぐそばを走っています


戸畑区一枝付近の現在の境川です。





  


Posted by メドウおじさん at 20:04Comments(0)東谷(北九州)の紹介