ツクシイバラ

2012年06月04日

ツクシイバラは熊本県の球磨川や朝霧町などの河原や
宮崎県の一部に自生する野生のバラです。桜イバラと
も呼ばれます。ツクシイバラは世界ヘリテージ・ローズ
会議で認定されたヘリテージ・ローズで貴重な野バラ
です。直径で4cmくらいの一重咲きで花びらの先端が
ピンクに染まり、バレリーナに似た感じの花や、桜イ
バラの名前のように薄いピンク色に染まる花や、白に
近い花色のものもあり変化に富んでいます。葉は照り葉
で花茎にはびっしりと細かい棘がつきます。
最近気がついたのですが九州縦貫道の福知山トンネルを
抜けて小倉南インター近くの道路壁などに今の時期
ピンクに染まるバラがあるので確認してみると、どう
やらツクシイバラが植栽されているようです。
バレリーナがしなやかな感じがするのに対しツクシ
イバラは野生種の力強さを感じます。





ツクシイバラの花色バリエーションです。色々あります。

こちらはバレリーナです


  


Posted by メドウおじさん at 20:52Comments(2)バラの話題

入梅前の庭

2012年06月03日

6月になりそろそろ梅雨が近くなったようです。
新しい庭もぼちぼち形になり始めました。
クリスマスローズのブルーコーナーは青いワスレナグサ
がそろそろ終わりです。ロベリアは開花株を植えたので
すが今一成長が鈍いようです。今元気なのはラベンダー
セージなどサルビアの仲間が元気です。もうすぐウツボ
グサとギボウシが咲き始めます。
バラのコーナーはアイスバーグなど春バラがそろそろ終
わりですが四季咲きの2番花が咲きはじめました。
またフロックスなど夏咲きの宿根草が元気に生長して
います。
ハーブのコーナーはナスタチュームが盛りでボリジや
キャットミントの青い花が元気です。
ベリーのコーナーは一季なりのオランダイチゴはそろ
そろ終わりですがワイルドベリーが次々に花が咲いて
います。またクワのマルベリーも少しですが実がなり
ました。
梅雨の湿気がこれからの課題です。





ハーブのコーナーのナスタチュームとボリジです。

  


Posted by メドウおじさん at 19:14Comments(2)庭作り

バージン・ローズ

2012年06月02日

昨秋にローズヒップから採取した種を撒いたのですが
今春8株発芽し今、本葉が3,4枚出て高さも10センチ
程になりました。そのうちの一株に一番花が咲きました。
一季咲きのバラは実生からだと花が咲くまで数年かかり
そうですが四季咲きのものはこうして発芽して直ぐに花を
咲かせることがあります。このバラは八重咲きの黄色系で
クリーム色です。また香りティー系の香りがしますので
成長が楽しみです。これで病気に強ければ言うことがあり
ません。一番花を長く咲かせると弱るので花は切ります。
秋口までこのまま培養してバラのコーナーに定植します。
ブランドの品種は間違いのない美しさですが実生も思い
もかけないバラが出来るかと思うと楽しみです。



実生発芽したバージンローズです。どんな風に成長するか楽しみです。




こちらの実生発芽は一季咲きのようです。


  


Posted by メドウおじさん at 21:36Comments(2)バラの話題

コモン・セージ

2012年06月01日

昨日は和ハーブを取り上げたので今日は西洋ハーブの
メジャー、コモンセージです。コモンセージは薬用セージ
と呼ばれ効能の高い西洋ハーブの代表選手の一人です。
コモンセージを植えてある家では医者要らずで長生き
できるといわれています。それほど効能があるという
ことなのでしょう。和ハーブで言うと十薬と呼ばれる
ドクダミみたいな存在かもしれません。
我家のコモンセージは種を撒いて3年間日陰の痩せた
土地に植えていたのでほとんど成長せずに、花も咲いて
くれませんでした。今年は春先にハーブコーナーに移植
し肥料も入れたので春から成長も順調です。今年は花を
咲かせてくれそうです。ヨーロッパではハーブは教会で
薬草として栽培され貧しい信者の救済で使われてきた歴
史があります。日本でも奈良代の聖武天皇の后、光明皇
后が施薬院を作り薬草をメインにして貧しい民を救済し
ています。戦国武将の織田信長は薬草の名産地、伊吹山
山系でさまざまな薬草を栽培させ、丸薬として兵士に持
たせました。また江戸幕府は小石川に療養所を作り薬草
園を運営しています。今の小石川植物園の前身です。
洋の東西を問わず植物の力を借りて体調を整えるのは
昔から行われています。私も先人の知恵に習いたいと
思っています。


左の青い花はキャットミント、奥の青い花はボリジです。
  


Posted by メドウおじさん at 20:10Comments(0)ハーブ