JR金辺トンネル

2011年12月05日

小倉南区と田川の香春町の境にあるのが金辺峠です。
この峠は分水嶺になっていて小倉方向には紫川につながる
東谷川が、田川方面には遠賀川につながる金辺川の源流
になっています。この金辺峠を貫くのがJRの金辺トン
ネルです。このトンネルは相当古くて明治30年代後半に
日田彦山線の前身の金辺鉄道が田川の石炭輸送のために
トンネル工事にかかりましたが大変な難工事で中断して
いました。その後金辺鉄道を引き継いだ小倉鉄道により
工事が再開され、大変な難工事の末に大正4年にやっと
完成しました。将来の複線化も視野に入れたりっぱなもの
で石積みとレンガ造りのものです。
また、このトンネルの呼野側の入り口にはローマの水道橋
のようなアーチ型の跨線橋があります。こちらはまた次の
機会に。


JR金辺トンネルです。1000m以上あります。



一つ呼野側の手前にある丸山トンネルです。こちらは200m弱と短いものです。



金辺トンネルの扁額ですが古くて読めません。



最寄のバス停はかぐめ吉越えです。
  


Posted by メドウおじさん at 18:09Comments(0)勝手に近代化遺産