一年中いつでもおいしいお茶づくり

2023年06月15日

私は自分で飲む飲む緑茶と紅茶の半
分はほぼ自家製で作ったお茶を飲ん
でいます。私の住む地域はその中央を
東谷川という紫川水系の川が流れ、そ
の東西を山地に挟まれたいわゆる中
山間地です。古くから東谷川沿いの平
地と東谷川に流入する支流(谷川)に
そった傾斜地で農業がおこなわれてい
ました。農家の方は自家製のお茶(春の
手もみ新茶や秋の番茶)を昭和の20年
代くらいまで自宅の隅や自宅近くの畑の
隅に植えた茶ノ木で作っていたことが郷
土誌三谷昔語りに書かれています。
東西を谷に挟まれ中央に川が流れるこ
の地域は昼夜の寒暖差が大きく夜間の
湿度も高めなのが茶ノ木の生育に適し
ていたのだと思います。現在自家製の
お茶を作られる方はほとんどいないと
思いますが、昔利用していた茶ノ木が
今も多少、庭の隅で残っていたりします。
我が家の庭にもこういた茶ノ木が数本あ
り、それで自家製のお茶づくりを楽しん
でいるというわけです。茶ノ木は同じ株
の茶葉から春の一番新茶、青茶(半発酵
茶)、紅茶、秋の番茶までシーズンごとに
異なる風味のお茶が作れるのですが、逆
に言うと春の一番茶は秋には作れません。
それでなんとか春の新茶を夏に作れない
かと考えて摘み取った茶葉を冷凍保存し
てそれでお茶を作ったら、多少風味は劣る
もののいい感じのものができました。
お茶は一度に作るのは大変なので旬の
茶葉で適量いつでも作れるようになりまし
た。


今回摘み取ったいわゆる二番芽の茶葉です。左のざるにはいった分は
冷凍保存します。

 



次に使う分ごとに小分けして冷凍します。



今回冷凍保存し茶葉で作った青茶(半発酵茶)です


  

Posted by メドウおじさん at 05:55Comments(0)東谷(北九州)の紹介和ハーブ

菊芋の葉の利用

2023年06月08日

年前に庭の一角に野生の菊芋を
採取して移植して育てていました。
無肥料・無農薬で放置していたらさす
がに数年たつとかなり広がってそろ
ソロ収拾がつかない規模になってきた
ので間引きすることにしたのですが
そのまま処分するのも忍びなくて利用
できないかネットで調べると先端の
柔らかい部分は食用にできることが
わかりました。また葉を乾燥させてお茶
にもできるようです。それで早速採取し
て食べたのですが(火を通してベーコンと
炒めました)葉を覆う毛も炒めることで気
にならなくなり癖のないおいしい山菜とし
て使えました。芋と同じでイヌリンを含み
血糖値の改善にもよさそうです。余った
葉は乾燥させてMIX野草茶の仙人茶の

素材として使います。はがりようできるこ

とがわかったので、これで春から冬まで

ほぼ一年中使えるのが確認できました。

広がりすぎないように適度に間引きながら

有効に利用できてよかったです。


庭の一角に植えたのですが」徐々に広がり始めました。





先端部分は柔らかくおいしくいただけます。


癖がなく食べやすいですが生葉にざらつきがあるので炒めるとざらつき感がなくなるので
この日はベーコンチャンプル=にしました。


  

Posted by メドウおじさん at 20:26Comments(0)食べ物和ハーブ

ドクダミチンキ作り

2023年06月03日

北部九州は早々と梅雨入りしました。
ここ数日じめじめした日が続いています。
先日から庭仕事をしていたら蚊の猛攻
に会い数か所刺されました。その中で
太ももの内側を刺された場所が化膿し
かけ、こぶしほど赤く腫れてきました。
さすがにやばいと思い治療することに
しました。医者に行けば抗生剤を処方
されるか、化膿が進み膿んでくるような
ら最悪患部を切開して膿を出す処置を
すると思います。医者にかかるのはや
ぶさかでないですがいい機会なのでドク
ダミチンキを試そうと思いました。ドクダ
ミは乾燥させたものは十薬といい種々
の効能を持つ有名な生薬になります。
生の葉は殺菌・止血・排膿の効能があ
り昔から生の葉を揉んだものを民間薬
として使われてきました。ちょうどドクダ
ミは今が開花期で一番効能が強くなる
時で早速花の咲いたものを摘み取り
刻んで揉みこんだ青汁を患部に塗布
しました。ただこのままでは使いにくい
ので残った生葉を消毒用のエチルアル
コールに付け込んでチンキにしました。
これを朝と風呂上りに患部に塗布しま
す。処置後翌日には腫れが引き化膿
の進行も止まりました。一週間もすれ
ば完治しそうです。やはり昔ながらの
薬草の効能は侮りがたしといったとこ
ろです。
(民間薬は旧薬事法で認めら
れたものでもなく、医師の処方でもない
ので、今回はあくまでも私個人の経験
です。とはいえ長い経験と言い伝え
には無視できない力があると感じま
した、)

今回はあえて太腿の裏の患部の写
真を載せたので不快に感じる方は
スルーしてください.




ドクダミは花が咲くころが一番効能が強くなります。

 





摘み取った生葉を小さく刻んでつぶして青汁が抽出「しやすくします。
青汁を患部に塗って残ったものはチンキにします。


エチルアルコールに浸してチンキにします。



見苦しい写真ですみません。治療する前の幹部の様子です・

  

Posted by メドウおじさん at 10:49Comments(0)和ハーブ

甘茶づくり2

2023年05月31日

アマチャはヤマアジサイの品種の一つ
でその葉には甘未成分のズルチンを
多く含み砂糖の何倍もの甘未がありま
す。甘茶はアマチャの葉を摘んでもみ
こんで発酵させたものを乾燥させて煮
出したものです。アマチャには微量の
有毒成分を含むため甘茶を作るときは
3%ほどの濃度で煮出すよう言われて
います。今回は試しで少量茎先の新葉
をもみこんで発酵させて作りました。出
来上がりの味ですが甘味は期待通りの
甘さでしたが味が何というか磯臭い味
でタケノコを似た時のような香りがしまし
た。どうも発酵がうまくいかなかったよう
です。ネットで調べると8月ごろの暑い
時期の葉で作るのがよいそうです。
もう一度8月に再挑戦します。8月の暑
い時期なら発酵もうまくいくと思います。


今回は茎先の柔らかい新葉を使いましたがしっかり成長した葉のほうが良かったみたいです

 




しっかりもみこんでビニール袋に入れて一昼夜静置します。




しっかり乾燥させたら出来上がりです


  

Posted by メドウおじさん at 05:41Comments(0)和ハーブ

甘茶づくり1

2023年05月28日

我が家の庭は亡くなった両親がアジサイ好きで今
ではあまり見かけないオールドタイプのアジサイ
やヤマアジサイが多く植えられています。その中
でその中で額咲きのアジサイが一株あり母親が
これは4月の花祭りで使う甘茶の株だと言ってい
ました。アジサイ自体には全草に有毒成分を含み
口にすると嘔吐、下痢などの中毒症状を起こすも
のが多いです。アマチゃはヤマアジサイのなかで
も甘未が強いものだそうです。アマチャは全国各地
で花祭りなどで供されますが調べると十数年前に
一度小学生たちが中毒を起こしています。幸い命
に影響はありませんでしたが厚生労働省のHPでは
一度に多量で濃いまちゃは飲まないように注意され
ています。レシピだと3gの甘茶の乾燥葉を1ℓの水で
煎じるそうなので濃度は0.3%です。中毒になった
小学生たちはよほど濃い甘茶を飲んだか、もしくは
アマチャではないよく似たガクアジサイで作ったあま
ちゃを誤飲した可能性があります。どちらにせよ要注
意なことは変わりませんが、私の興味が強く作って
みることにしました。特にガクアジサイとアマチャの見
分けは難しいので読者の方は決してマネしないでくだ
さい。(ここは強調点です)


アマチャと思われるヤマアジサイです。



今回は試しに少量摘んで発酵させて甘茶を作ってみます。さて、どんな味に仕上がるのか
はたまた嘔吐など副作用は出ないのかz体を張って実験です。
(皆さんはガクアジサイとヤマアジサイは
区別が難しいので絶対にまねはしないでください。アマチャはヤマアジサイの中でも特別に甘未が強い
品種なのでヤマアジサイの中でも毒性があるかもしれないのでくれぐれも自分で試さないように願います。)

  

Posted by メドウおじさん at 16:42Comments(0)和ハーブ

収穫した和ハーブと西洋ハーブの乾燥

2023年05月07日

摘みごろになったイカリソウ、柿の葉、
カキドオシ、コモンセージ、オレガノを
採取して薪ストーブの天板で乾燥させ
ています。私の野草茶ののみかたは
四季の旬に集めた野草を10種ぐらい
ブレンドしたものをベースにしてそれに
特に期待する効能の薬草をプラスして
飲みます。ベースの野草茶は仙人茶と
呼んでいますがこれにお腹が緩い時は
ゲンノショウコを多めに加えたり風邪気
味の時は陳皮やエキナセアを加えたり
胃もたれしたときはセンブリやタンポポ
葉などの苦み系の薬草を鍬たりします。
この飲み方はあくまで私個人の方法な
ので参考にされる方は自己責任でお願
いします。


摘み取った薬草はストーブの天板で乾燥させます。


  

Posted by メドウおじさん at 08:19Comments(0)ハーブ和ハーブ

3回目の紅茶づくり2(桜椿紅茶)

2023年05月05日

今回の紅茶はいつもの野生の茶葉を
メインに桜葉と椿の新葉を一緒に発酵
(酵素分解)させて作りました。今まで
は別々につくって好みの量をブレンドし
て使っていましたがだいたいの割合が
つかめたので今回は一緒に発酵させま
した。出来上がった紅茶ですが思いの
かうまくできて桜の薫る紅茶にすっき
りしたほの甘い後味が残る美味しい味
です。甘味の部分は椿紅茶の味だと思
います。コツはあまり長く発酵させない
のがポイントです。今からの茶葉はいわ
ゆるセカンドフラッシュで新葉も大きめ
でたくさん量が採れて効率的なのです
がそろそろ葉裏に毒毛虫が発生するの
で摘むときは面倒ですが注意が必要で
す。うっかり卵や幼虫が付着したままだ
と後が大変です。かなりの手間ですが
摘むたびに確認して摘んでいます。

摘んだ茶葉、桜新葉、椿新葉は一昼夜静置してしなっとさせます。右の写真です。
いわゆる萎凋という作業工程です。左は萎凋した茶葉を手もみしたものです。これで
茶葉の酵素が分化されて紅茶になっていきます。今回は桜葉も椿新葉も一緒に発酵
させています。

手もみした直後のMIX茶葉です。揉捻という作業工程です。



揉捻した茶葉はビニール袋に入れて発酵させます。この日は少し室温が低かったので
ストーブを焚いて天板の上でゆっくり温めます。今回は5時間ほど発酵させました。



頃合いを見て発酵を止めるのですが鍋で弱火で乾煎りします。そのまま
焦げないようにゆっくり乾燥させます。





さっそく飲んでみました。桜の香りがほのかに香り、すっきりした甘みの後味が
美味しかったです。

  

Posted by メドウおじさん at 12:29Comments(0)和ハーブ

3回目の紅茶づくり

2023年05月03日

わが家の周辺にある茶の木は自生の
野生種なので春の新芽の摘み時がバラ
バラで一度に多量に採取できませんが
逆に言うと自家消費する分ぐらいは数回
に分けて新茶葉が摘めるので好都合で
す。今回は3度目の収穫で、少し変わっ
た紅茶にしたいと思います。桜葉と茶の
木の近縁の椿と茶葉をブレンドして発酵
(酵素分解)させて紅茶に仕立てます、
今まではそれぞれ別々に紅茶にして飲む
前にブレンドして使っていましたが今回は
一緒に発酵させて味に違いが出るか試し
てみます、摘み取った葉は一日乾燥(萎
凋)させてから揉み込んで発酵させます。
まだ少し朝晩は冷えるので温度コントロ
ールが必要です。どういう風に仕上がる
のか楽しみです。


三回目の紅茶の素材です。左上が桜葉、右が茶葉でしたが椿の新葉です。



こちらは一緒に採取した野草茶の原料で左が柿の新葉、右がカキドオシです。乾燥させてお茶にします。

  

Posted by メドウおじさん at 11:16Comments(0)和ハーブ

山菜天ぷら2023

2023年05月01日

少し前のことですが今年の山菜の芽吹
きは桜の開花と同じで随分早く食べご
ろになりました。写真は3月25日のもの
です。自宅の庭で山菜や摘み草が出来
るように各種の植物をコツコツ移植して
10年になりますが最近ようやく年間を
通していつも何かの食用野草が採取
できるようになりました。一方では藪状態
なのでこれを何とか見れるようにするの
がこれからの課題です。山菜の食べ方
は色々ですが、やはり簡単で美味しい
のは天ぷらとお浸しです。あと材料にも
よりますが佃煮も美味しいです。これか
らも和の薬膳をあれこれ楽しんでいき
ます。


春山菜の天うらです、特にウコギ科の新芽は絶品です。



タラノメの仲間のハリギリです。少し葉が大きくなると灰汁が強くなってしまいますが
この大きさだと食べ応えもあって美味しいです。何故か東谷の山では見かけません。



栽培種の棘なしのタラノメです。棘の多い野生のものと比べると
食べやすいです。



せり科のセントウソウです。シャクやセリのように食用にできると記載されている記事は
少ないのですが同じように食べることが出来ます。セリやシャクと比べると香りがやや弱
く、草体が小さいので量が摘めないのが原因だと思いますが柔らかくおとなしめの香りが
お浸しにすると美味しいです。



  

Posted by メドウおじさん at 08:46Comments(0)山菜和ハーブ

ニッケイの実生株移植

2023年04月29日

私がニッケイ葉を分けていただいている
知人が自分の敷地の山に自生している
ニッケイの実生株の小苗を持ってきてく
れました。3年から5年の実生株です。
ニッケイなど照葉常緑樹は成長した株は
移植が難しいのですが幼株なら可能性
があると思いポットに移植してみました。
うまく活着するかどうかはわかりません
が2株頂いたので何とか活着させたい
と思います。私の庭には裏山からヤブ
ニッケイの種が発芽したものが育って
います。ニッケイ、ヤブニッケイは和ハ
ーブとして利用価値が大きく和ハーブ
活用には欠かせないものです。
うまくポットで活着したら庭に下ろします。



実生の幼株をポットに移しました。



葉を省いて水分の蒸発を少なくし活着しやすくしました。梅雨明けには活着したかどうか
わかると思います。

  

Posted by メドウおじさん at 10:29Comments(0)和ハーブ

自作の海水塩とハーブで歯磨き粉作り

2023年04月11日

久しぶりに若松北海岸の岩屋に海水を
汲みに行きました。この海水を炭火で
5時間煮詰めて水分を飛ばして海水塩
を作ります。この日は4ℓで120gの塩が
採れました。今回はこの塩と和ハーブの
パウダーで歯磨き粉を作りました。和ハ
ーブは和ハッカ、ビワの葉、ゲンノショウ
コ、ヨモギのミックスパウダーです。和ハ
ーブは抗炎症、収斂。止血、清涼などを
期待しています。歯磨きは普段から余分
な成分が添加されていない石鹸歯磨きを
使用しているのでこれと合わせての歯肉
炎対策です。塩づくりは手間がかかります
が近く政策の記事を上げます。




まず海水を煮詰めて塩を作ります。



各種の和ハーブを電動ミルでパウダーにします



自作の海水塩と混ぜてオリジナルの歯磨き粉の出来上がりです


  

Posted by メドウおじさん at 10:03Comments(0)和ハーブ

キランソウの野草茶

2023年04月05日

先日採取したキランソウを天日干し
していたものがカリカリに乾燥したの
で小さく刻んでさっそくお茶で飲みま
した。ほんの少し焦げないように加熱
したのですがほんのり香ばしい香りで
飲み易いお茶になりました。キランソ
ウは民間薬として「医者いらず」とか
「医者倒し」とか呼ばれるほど効能が
高い薬草です。去痰、解熱、健胃、
止瀉作用があると言われますが循環
器系、呼吸器系、消化器系とほぼ万能
に使えます。医者が困るほど効能が高
いと言われるのもわかります。最近お
腹の調子が悪いので飲用したらよく効
きました。私にはゲンノショウコより止瀉
作用が強いくらいです。便秘気味の方
は薄めのお茶の飲用が良さそうです。



日向で2,3日乾燥させます。



乾燥したら出来上がりですが私は少し空鍋で加熱乾燥させます。カリカリに乾いて長く保存が出来ます。



小さく刻んでお茶か鍋で煎じます。



この日は簡単に作れるお茶にしました。別当を注いで5分待って飲みます。
効能は10分煎じるとより効き目が高まります。


  

Posted by メドウおじさん at 18:38Comments(0)和ハーブ

キランソウ採取

2023年04月03日

キランソウは日本原産の野草で古く
から薬草として使われています。
アジュガ(西洋キランソウもしくは西洋
十二単)と呼ばれる園芸品種と同じ仲
間です。キランソウは別名「地獄の窯
の蓋」とも呼ばれます。地面を這うよ
うに丸く地面を覆うように広がるので
そう呼ばれます。春先(4月から5月)
にかけて紫色の花を咲かせます。
草丈が低いのでアジュガと同じように
グランドカバーとして使えますが、私
の庭では大きく育ちません。先日ある
場所の道路わきに大きな群落があっ
たので一部を採取しました。
キランソウは民間薬の薬草としても有
名で効能は鎮咳、去痰、解熱、健胃、
止瀉作用があり医者いらずの別名も
あります。のみかたは水洗いした全草
をよく乾燥させ小さく刻んだものを煎じ
てその煎汁を引用します。最近お腹の
調子が今一つなので利用してみます。




大きく育ったキランソウの株です。乾燥させて煎じて薬湯として使います。
  

Posted by メドウおじさん at 16:53Comments(0)和ハーブ

庭の山菜で味噌汁

2023年03月31日

桜も咲いて摘み草に最適なシーズン
になりました、ここ数年、庭に和ハー
ブをあれこれ植えてきたので春のシ
ーズンには各種山菜には困らなくな
り、毎日何かしらの野草や木の芽を
採取して楽しんでいます。今日は朝
食のみそ汁の具でミツバ、ウルイ、
マーシュ(コーンサラダ)オニタビラコ
を採取しました。ウルイは葉が開く前
の新芽は灰汁も少なくほんのりした
山菜の苦みが食欲をそそります。今
年の2月に庭に迎えた春の七草の
ハハコグサ、コオニタビラコ(ホトケノ
ザ)オオバタネツケバナ、セリなどが
旨く活着してくれてかわいい花を咲
かせています。このまま結実して来
年に殖えてくれると嬉しいです。


今朝採取した山菜です。灰汁も少なく美味しい春の味です。


  

Posted by メドウおじさん at 09:30Comments(0)食べ物和ハーブ

桜紅茶2023

2023年03月28日

昨年作った桜紅茶が美味しかったので
今年も作ります。桜紅茶で使う桜の新葉
はほんの短いですぐに緑が濃くなり始め
ます。桜の開花順に庭にある桜桃、彼岸
桜、ソメイヨシノの三種類の桜葉で紅茶
を作ることにしました。現時点では桜桃
が摘みごろで、彼岸桜はもう少し先でソメ
イヨシノは今が満開なのでもう一週間ぐら
い先が良さそうです。今回採取した桜桃
の新葉は軽く水洗いしてラップをかけて
レンジで30秒から50秒加熱してからビニ
ール袋に入れて手もみしてそのまま日向に

おいて発酵させますが今回は曇っていて少し

うすら寒いので室内の薪ストーブが消えた後

のまだ余熱が残る天板において保温しながら

発酵をまちます。ほぼ一昼夜で完成予定です。

発酵を止めるときは空鍋の弱火で焦げない

ように水分を飛ばします。カラカラに乾燥した

ら出来上がりです、このままでも飲めますがク

マリンの香りが強いので私は好みの紅茶とブレ

ンドして飲むのが好きです。




早咲きの桜の種類の桜桃(サクランボ)の新葉がちょうど摘みごろになっています。



枝の先端部の柔らかい新葉を摘み取って使います。



摘み取った葉をざっと水洗いしてラップをかけてレンジで40秒くらい
加熱して葉をしんなりさせます。



レンジから取り出してビニールの袋に入れて桜葉をもみこみます。



気温が25℃くらいあり天気が良ければそのまま日向に出して発酵させますが
この日は桜寒で少しひんやりしていたので薪ストーブの天板で温めて発酵を
すすめました。



一晩置いたら綺麗に発酵(酵素分解)しました。



弱火で焦げないように撹拌しながら水分を飛ばします。



カラカラに乾いたら手で揉んで葉を細かくします。これで出来上がりです。保存は
蓋付きの瓶で(ジャム瓶など)保存します



さっそく紅茶とブレンドして飲んでみました。紅茶はストレートの紅茶なら何でもよいですが
今回は嬉野の和紅茶と合わせましたが相性はとても良かったです。ブレンドの割合いは
お好みで良いのですが私は桜の香りのクマリン香が強くなりすぎない方が好きなので
紅茶対桜葉が4対1ぐらいが好みです。桜桃の次は彼岸桜次に山桜最後がソメイヨシノで
桜紅茶を作って味比べをしてみます。




  

Posted by メドウおじさん at 09:55Comments(0)和ハーブ

久しぶりの外飯

2023年03月26日

桜も咲き始めてだいぶ暖かくなって
きたので庭のファイヤースペースで
外飯を作りました。今回は最近憶え
たハナミョウガの葉と根茎を使った
チキンソテーと新芽が出たばかりの
クコを使ったクコ飯を作りました。
ハナミョウガは裏山の杉の共有林の
林床に自生する和ハーブで冬に真っ
赤な実をつける和ハーブでスパイス
のカルダモンの仲間で乾燥した赤い
実をカルダモンの代用で使います。
今は赤い実は無いですが葉や根茎
も香りが良く料理の香り付けに使い
ます。クコの葉はそのままご飯に炊き
込んでも良いのですが、せっかくの
きれいな緑色を生かしたいのであら
かじめサッとゆでて刻んだものをご飯
に混ぜていただきます。



今回の外飯のセッチングです。二つのテーブルはネットを参考にして作った自作の
テーブルです。チキンソテーは最近購入した外で使い易いイワタニのタフマルjrと
ご飯はメスティンの半自動炊飯です。

 
クコ飯とハナミョウガのチキンソテーの下準備が出来ました。



取りのささ身をハナミョウガの葉で包んでおりオリーブオイルで炒めていきます


ご飯はミニ風防で風よけしてアルコールストーブで焚いていきます。
固形アルコールに火をつけたら後はほったらかしでOKです。



出来上がりです。チキンは天つゆで味付けます
  

Posted by メドウおじさん at 21:05Comments(0)和ハーブアウトドアの道具

日本のカルダモン、ハナミョウガを使ったエスニック料理

2023年03月17日

先日裏山の杉の共有林の林床で日本
のカルダモン、ハナミョウガを見つけた
のでこれを使ってちょっとした簡単料理
を作ってみました。レシピは北九州ご出
身の料理研究家 山下智道さんの最新
刊「野草がハーブやスパイスに変わる
とき」の内容を参考にさせていただきまし
た。今回はローソンのサラダ用の鶏肉ささ
みのボイルをハナミョウガの実と葉を使っ
てソテーにしたエスニック風にしました。
味付けはハナミョウガの実を刻んだもの
をオリーブオイルで炒めてささみを葉で巻
いて天ぷらつゆに味醂を加えた出汁で蒸
すように加熱しました。カルダモンに似た
ハナミョウガの香りが移って美味しい一品
になりました。ハナミョウガが手に入らな
い時はカルダモンの実を砕いたもので作
れます。

今回の材料です。ハナミョウガの葉に赤い実とローソンのサラダチキンです。
味付けのソースは天ぷらつゆに味醂を加えたものです。ではさっそく作ります。



まず、ハナミョウガの実を砕いたものをサラダオイルで炒めていきます。


つぎにサラダ用のささみ肉をハナミョウガの葉で巻いて加熱していきます。



材料を投入したら蓋をして蒸すように加熱します。



葉がしんなりしてきたらだし汁を追加してさらに蓋をして加熱します。火力は中火と弱火の
間くらいです。



出来上がりです。体を温めて消化を良くする薬膳効果も期待できます。


根元の様子です。ショウガそっくりです。



余った材料はドライにしてホットジンジャ―などで使います。


  

Posted by メドウおじさん at 12:04Comments(0)食べ物和ハーブ

よく似た春の摘み草(食用野草と毒草)1

2023年03月12日

ここ数日20℃まで気温が上がり春爛漫
を感じる暖かさです。庭では遅咲きの梅
も散り始め彼岸桜や桜桃が満開です。
あと10日もすればソメイヨシノや山桜が
開花しそうです。家の周りのフィールドで
は山菜の芽出しがはじまり摘み草に良
い季節です。今日は摘み草を楽しむとき
の一番大事な山菜(薬草)と毒草の見分
け方について何回かに分けて説明します
。今日はお腹の調子が悪い時の特効薬
ゲンノショウコについての説明です。この
季節のゲンノショウコは芽出し直後で葉
も小さいですが柔らかく食べることが出来
ます。食べ方は天ぷらが間違いないです。
数種類の山菜を採取して天ぷらの盛り合
わせが美味しいです。この時期のゲンノ
ショウコは食べてよし、食後の消化にも良
しという事ですが大事な注意点があります。
同じフィールドでゲンノショウコと間違いや
すい毒草がいくつかあるので要注意です。
もっとも間違いやすいのがアメリカフウロ
とキツネノボタンです。とくにアメリカフウ
ロはゲンノショウコとお互いに幼株の時は
外観がよく似ています。アメリカフウロは
有毒ではないようですが、有毒並みの
不味さでゆでても煮ても不味いという事
で毒草扱いされる場合があります。薬効
もほとんどありません。もう一つのキツネ
ノボタンは野草積みに慣れた方なら大丈
夫でしょうが初心者の方は形が似ている
ので幼株だと間違いやすいです。キツネノ
ボタンは誤食すると結構毒性が強く嘔吐し
ます。多量に食べて心停止した例もある
そうなので怖い毒草です。茎の汁は皮膚
に付くとかぶれます。では以下の写真で
比べてみます。


ゲンノショウコの幼株です。葉の直径は3cmほどで葉の切れ込みは浅め、
葉の赤い点が目印ですが菅頭に多い白花のゲンノショウコでは赤い点の
ないものもあるので決定打にはなりません。この時期は葉も美味しいです。
初夏以降はもっぱらお腹の薬草として活躍します。秋の花が咲くころが一
番薬効が高まります。


よく似たアメリカフウロです。外来種で今、勢力拡大中でゲンノショウコ
を次々に駆逐しています。東谷でもゲンノショウコは少数派になってしま
いました。もう少し大きく生れば葉の切れ込みが目立つので判別できま
すがこの頃はよほど注意しなければまちがいやすいです。有毒ではあり
ませんが毒草並みの不味さで煮ても焼いても一口でお手上げです。




上の二枚はキンポウゲ科のキツネノボタンでかなりの毒性の有毒
植物です。黄色い花が咲いていれば判別は容易ですが、幼株の頃
は葉の形がゲンノショウコと少し似ているので要注意です。誤食すると
酷い嘔吐になります。



もう一つ、オダマキに似たヒメウズです。これもキンポゲ科です。キンポウゲ科
はほとんど有毒です。写真のような幼株の時は葉の形がゲンノショウコに似て
います。葉の緑の色合いが少し違う事と葉が柔らかく無毛で葉裏が赤紫なの
でよく注意すれば判別はしやすいです。小さな白い花が咲けば間違えません。

ありません。


  

Posted by メドウおじさん at 11:16Comments(0)和ハーブ

タンポポポコーヒー1

2023年03月10日

太平洋戦争中コーヒーは敵性飲み物
として軍部から睨まれコーヒー豆はほ
とんど輸入されなくなりました。全国の
喫茶店は困窮し苦肉の策で各種の代
用コーヒーを模索しました。タンポポの
根を煎じたタンポポコーヒーを筆頭に
オクラの種、大豆、ゴボウの根などが
使われました。今回はその中でも一番
有名なタンポポコーヒーを再現してみた
いと思い作ってみました。タンポポの根
を掘りあげある程度乾燥させ小さく刻ん
で弱火で焦がさないようにじっくり焼い
ていきます。珈琲豆の焙煎度合いで
言うところの中深煎りになるまで炒りそ
の後ミルにかけて粉にして出来上がり
です。さっそくペーパードリップで淹れ
てみました。見た目はコーヒーそっくり
です。肝心の味ですがやはりコーヒー
とは全く別の味わいでした。苦みや弱
い酸味はあるもののコーヒーのそれと
は違います。コーヒーの全くない時代
コーヒー好きの方は、この代用コーヒー
で我慢していたのでしょう。そんなタン
ポポコーヒーですがメリットとしてはカフ
ェインが全くないカフェインレスなこと
で妊婦さんや子供さんも安心して
飲めます。また苦みはメディカルハーブ
として健胃効果が期待できます。タンポ
ポコーヒーはあと2回ほど作れる分量
があるので次回はもう少し飲み易くする
工夫をしてみます。



タンポポコーヒーはタンポポの根を使います。



根を掘り上げて綺麗に水洗いして乾燥させます



乾燥させた根を細かく刻みます。



コーヒー豆と同じように片手鍋を振るいながら焙煎します



コーヒー豆焙煎で言うところの中深煎りで焙煎しました



電動ミルで細かく粉砕します。



ペーパードリップで淹れて微粉が出ないようにしています。



見た目はコーヒーそっくりにできました。


  

Posted by メドウおじさん at 19:13Comments(0)和ハーブ

山下智道氏の新刊「野草がハーブやスパイスに変わるとき」購入

2023年03月03日

3月3日発売で先日からアマゾンで予約
していた「野草がハーブやスパイスに変
わるとき」が届きました。身近で見かける
ことが出来る日本の木本、草本、海藻、
など94種類の和ハーブ解説書です。
従来の図鑑とは違い豊富なフィールドで
の写真、簡潔でわかりやすい解説、メデ
ィカルハーブとしての効能、そして何より
新しいのは山菜として美味しそうな数々
の写真付きレシピの紹介で構成されて
います。さらに誤食の危険がある毒草の
紹介、私のようなマニアが喜ぶ西洋ハー
ブの代替で使える和ハーブなどなど痒い
所に手が届く構成になっています。出版
元は登山誌、アウトドア誌、図鑑作りで
定評のある「山と渓谷」出版です。ハーブ
好きの方にはぜひお薦めの一冊です。



山下氏の最新刊です


  

Posted by メドウおじさん at 20:48Comments(0)山菜和ハーブ